ABOUT

「STREET ART LINE PROJECT」は、点字ブロックそのものの啓発機能を持たせながら、 視覚障がい者の方々が街を安心して歩ける、そして楽しむことができる世の中を目指していくプロジェクトです。アートと点字ブロックとしての機能性を両立させるべく、当事者である視覚障がい者も実行委員会メンバーに迎え入れ、点字ブロックを足で踏んだ際の防滑度や、アートで使用する色彩の輝度比の検証を行い、デザイン面・素材面共に基準をクリアしたものを利用し開発を行っています。

1st PROJECT

■実施概要
「混ざり合い、生み出され、世界へ」をコンセプトに掲げる渋谷スクランブルスクエアの2F館外通路にて、プロジェクト第一弾となるSTREET ART LINEを敷設いたしました。

■期間
2021年4月28日~2021年5月9日

■特別協賛・協力
一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント

■場所提供
渋谷スクランブルスクエア

ART CONCEPT「太陽と八咫烏」

太陽が人を照らし、その影を担うヤタガラス。普段見えない存在であるヤタガラスをアートとして表現し、晴眼者には見えていない存在である「点字ブロック」を可視化しました。

HOLHY

1983年、石川県小松市生まれ。「循環」「神秘」をコンセプトに、黄金長法律の螺旋に沿って西洋のテキスタイルや日本の伝統的な模様、グラフィティやカリグラフィを融合し、作品を制作。日常生活では、旅、スケートボード、音楽、人間、自然よりインスピレーションを絵に落とし込む。幼少より絵画を習い、思春期にはストリートやスケートパーク、拾ってきた廃材や段ボール等に描く事から創作活動をスタート。常に作品は旅や自身の感動を反映させるものと捉え日本全国ヒッチハイクツアー、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアを放浪。世界のストリートアートやサブカルチャーを愛する人々に強く影響を受ける。過去10年で、国内外の路上やクラブ、ギャラリー、スケートボードパークにて、合計400本以上のライブペイントをこなし、壁画は国内だけでも30箇所を超える。国内最大のミュージックフェスティバルフジロックフェステイバルは5年連続ライブペイント出演しオフィシャルTシャツのデザインも行う。エレメントスケートボードが主催するキャンプイベントでも毎年作品を残し、クロスオーバーするカルチャーと、世界を旅して感じた自然から生まれる曲線美、色彩と融合し独自の画風を確立。

YUSEI SAGAWA / 佐川 友星

1986年生まれ、福島県福島市出身。東京・神奈川を中心に活動。10代後半にグラフィティ・ストリートアートに影響を受け表現の道を歩む。フリースタイルを重視したライブペインティングでスキルを磨き、和・自然と都会的なイメージを融合したアブストラクトなスタイルで描く。 同時に、コマーシャルデザインのアートディレクター・デザイナーでもあり、大手企業の広告等を多数手がける。 また、アート集団「輪派絵師団(リンパエシダン)」の一人としての顔も持ち、多くのアートワークを手がける。

2nd PROJECT

■実施概要
プロジェクト第二弾は、TokyoDex株式会社、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントとの共催で、「PLACEMAKING ART in SHIBUYA」というプロジェクトの一環として、STREET ART LINEを敷設します。

■期間
2023年3月25日~2023年5月7日

■協賛
株式会社渋谷スクランブルスクエア・wave/レンズアップル・スリーエム株式会社

プロジェクトのスタートとして、202210月に「多様性」をテーマに開催したワークショップを実施。渋谷の街づくり関係者、視覚障がい者、アーティストなど、様々なメンバーが参加し、「あなたにとっての多様性とは?」をテーマに、粘土などの素材を使って自由に表現。植物や動物が共存する世界「ジャングル」、色々な文化を示す「食べ物」、多様な色が混ざり合う「虹」など、様々な作品が完成しました。このワークショップを通して生まれた作品を元に、テイストの異なる3名のアーティストのコラボレーションによって、多様な生き物と環境の共存を表現する作品が完成。この作品をベースにデザインされたSTREET ART LINEが、渋谷スクランブルスクエア 2F 館外通路に敷設されます。

■ご支援者様(敬称略)
・柿沢 敦子
・岡村 和樹・織田 英嗣

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